走らない人が走り始めるとき (3)

少し無理したら故障した人 (2019年12月1日~22日)

高校の同級生たちが毎月1回、平日の夜に皇居に集まってランニングをしているというので、12月に入って最初の週、初めて参加してみた。この日は皆の都合がつかずに最終的に集まったのは私ともう一人。彼こそが私を静岡マラソンに誘ったその人なのであった。

(私)「おれ、遅いから遠慮なく先に行ってな」(彼)「いやいや。おれも今日はゆっくり走りたいから一緒に走ろう」(私)「じゃあ、キロ6分ペースを目指すわ」と、ついついいつもよりも高いレベルの数字を言ってしまう私。結果的に10キロをほぼキロ6分ペースでいけたものの、走り終わった直後から左膝外側にいつもよりひどい痛みが起こり、その後呑み会が終わって帰宅時の最寄り駅から自宅まではほとんど歩けないほど。やっぱり無理はいかん。ランニングを今後長く楽しむためにも身の程をわきまえないとダメだと大いに反省。

この日以降は膝を気遣いながらも、引き続き「出張先で走ってみる」「同じ週の平日に2回走る」「1時間30分走る」などと毎回違ったテーマ設定で走る。うううむ。やはり楽しさが続くじゃないか。この10月まで何も運動していなかった私にとって信じがたいことだが、ランニングする日が待ち遠しくさえ感じられるようになってきたのである。

この間に、出張先の大阪では梅田グランフロントにあるアシックスストアで足を計測してもらい、(やや商売っ気の強い)店員に勧められた「GEL KAYANO 26」というシューズやランニング用のタイツを買ったりもしていた。