虚々実々新聞 第1号 (08/08/1996)

F形氏、大失態!! 進退問題に発展か?

大手通信会社W歌山支店営業部のF形氏(24)が着任早々おそるべき失態を犯していたことが、八日、当新聞社の調べで判明した。

それによるとF形氏は、某教職員研修センターにおいてパソコン搬出作業に従事している際、台車からモニターを落としたというもの。運悪く、落とした場所が砂利道の上であったため、モニター前面のプラスティック部分がボコボコに破損した模様。
 
画面のガラス部分に被害が及ばなかったのは不幸中の幸いというべきであるが、いずれにせよ、F形氏の軽はずみな行動には首をかしげざるを得ない。

事件発生時、現場には同僚のN田氏(24)が居合わせたが、砂利道に無造作に転がるパソコン・モニターという、シュールレアリスティックな光景に呆気にとられていたらしい。

なお、事件後のさまざまな波及を恐れたF形氏はもみ消しに必死であるが、本件が明るみにでるのは時間の問題と思われ、F形氏の進退問題にまで発展することは必至の状況である。

本紙のインタビューにF形氏は、

「パソコンのボディーなど、車にたとえればバンパーみたいなもの。少々の傷でごちゃごちゃ言われるのは心外だ。僕はアメリカでの暮らしが長かったものであまりそういう細かいことを気にするのは性に合わない。ボーン・トゥ・ビー・ワイルドですよ、わははははははは」

などとうそぶいている。

スクープ!! M島主査の秘密・・・

「W歌山支店の良心」と称揚され、営業部高度商品担当の新入社員たちからも絶大なる支持を集めているM島主査が、華原朋美の熱烈なファンであったことがこのほどY本氏の告白により明らかになった。
 
M島氏のこと、おそらくクラシックか、あるいはモダンジャズをこよなく愛しているに違いないと確信していた新入社員たちのあいだでは早くも動揺が広がっている。

「小室サウンドに乗って、夜な夜なレイヴ・パーティーで踊りまくっているM島主査の姿を想像すると夜も眠れません。正直言ってショックです」(某新入社員)

高度商品担当が支店の要だとして注目を浴びているさなかの突然の発覚だけに関係者も驚きの色を隠せない。今後の動向が注目される。