その昔、妻がイタリア旅行にいったときのお土産にもらって、ここ何年間かずっと愛用していた革の手袋。ところが昨年の冬、左手用を道に落として紛失するという大失態を犯してしまった。「捨てるのに惜しいけれども、残しておいても全く意味がない物」を挙げなさいと言われれば、質の良い革手袋の右手用だけ、は真っ先に例にあがるのではないか。

大阪の冬は暖かい。11月末くらいになってようやく何日かに1日程度、朝晩に手袋があればいいな、と思う季節になった。重い腰をあげてネットで革の手袋を検索する。右手用だけの哀れな手袋は思い切って捨てた(モノをなかなか捨てられないタイプなのである)。

いろいろと調べてみると、イギリスのDENTSというお店のグローブがとても良さそうである。楽天などで価格を調べてみた。一番シンプルな、カシミアの裏地が付いた黒のレザーグローブで2万円余り。まあそれくらいするんだろうなあ。ただ、手袋はサイズがあるからネットで買うのってそこがちょっと心配なんだよな。と思って、試しに<a target="_blank" href="http://www.dents.co.uk/">DENTSのサイト</a>を覗いてみると、「あなたの手袋のサイズは?」という説明がちゃんと載っていた。早速読んでみる。

「手袋のサイズはフランスの計測方法に基づいています。これは手袋のサイズを計る際に使われる全世界共通のものです」

ふむふむ。そうだったのか。

「ここに興味深い話があります。1819年に、フランスの手袋職人であったヴァレイ・ダルトワ氏が世界初の鋼鉄製の穴あけ機を発明しました。」

ほほう。それは初耳。たしかに興味深いな。

「この発明は、グルノーブルの若き学生であり、人間の手を、その成長や形状について分類し、徹底的に研究した若きグルノーブルの学生、ザビエル・ジューヴァンによって完成を見ました。1834年から1839年の間に彼は・・・」

オラーッ。いつになったら本題に入るんじゃー。前置きが長過ぎるわいっ。さらに続く手袋の計測にまつわる歴史についての記述を読むのは止めて、本題へ。

「もし自分の手袋のサイズをちゃんと知らないのなら、あなたが普段ものを書くときにつかう手の、親指を除いた四本の指をまとめて、その最も広い周囲の長さをインチで測ってください。次に、そこから0.5インチ引き算します。それがあなたの手袋のサイズです

たとえば、あなたの四本の指の周囲の長さが9インチだったとすると、あなたの手袋のサイズは8 1/2です。

※メートル法をお使いのお客様のために。1イングリッシュ・インチは25.4mmです。ちなみに手袋のサイズは、だいたいイギリス式表記の靴のサイズと似ていることが多いようです。」

というわけで、このものすごく冗長な計測方法の説明を頼りに自分のサイズを測ってみると、8 1/2であることがわかった。

さてあとは購入するだけである。ところがこのサイトをよくよく見てみると、オンラインショップがついているではないか。参考までに私が目をつけていた手袋を調べてみたら、ちゃんと在庫があった。値段をみると£56とある。1ポンドはいま226円くらい。ということは、12,700円弱。海外向けの送料は£15らしいので、それを含めても16,000円。20%以上安いではないか。オンラインショッピング天国アメリカではなく、イギリスのサイトであるところが若干の不安要素ではあるが、結局このサイトで直接購入することにした。

注文したのが11月25日。「海外からの注文は、だいたい10~14営業日くらいでお届けします」と書いていたが、そこらあたりはおそらくいい加減っぽいイギリスのことだし、まあ12月下旬くらいに届けば御の字か、と期待しないで過していたところ、昨日思いがけず小さな小包が我が家に届いた。注文してから9日(7営業日)だから立派なものである。

問題のサイズのほうだが・・・たしかに計測方法の説明はまことに冗長であったが、しかし記述はたしかだったようだ。おかげ様でサイズはピッタリ。

というわけで、DENTSの手袋を買うのなら、楽天とかよりもDENTSのサイトで買ったほうがだいぶオトクですよ。
ここ1ヶ月ほど、ずっと『収容所群島』を読んでいる。平日、仕事の行き帰りに毎日20~30ページずつ読んで、いま第4巻に差し掛かったところだ。この作品ほど仕事の行き帰りに読むのにふさわしくない本は珍しいと思う。思うのだが、しかし私はサラリーマンであるからして、選択の余地がない。長らく廃刊になっていた作品であるが、それが復刊されたのだ。よくぞ復刊してくれたものだと思う。全6巻で、全部で2万円くらいの出費となるけれども、しかしこの物語(これほど凄惨な物語はそうそうないだろう)をたった2万円で読めるのだ。きょうび2万円でこの作品を読むことを超える体験ができるであろうか。

しかしながら『収容所群島』を息継ぎせずに読むことが困難であることもまた事実であり、今日仕事の帰りに東梅田のブックファーストに立ち寄って村上春樹の新刊『走ることについて語るときに僕の語ること』を買って読み始めた。村上春樹の文体は私の身体にとてもしっくりときて、とても心が落ち着く。この作品もとても心地よい。しばらくこっちを読んで、また『収容所群島』に戻ることにしようと思う。
娘(1歳6ヶ月)の寝かしつけをやっているうちに自分が先に寝てしまうという失態を、ここ数日続けていて妻が呆れ果てている。まあ「眠り殿」というあだ名をつけられるくらいにどこでも眠れて、しかも眠りが深い私なのでしかたないといえばしかたない。今夜も8時過ぎから寝かしつけをして、次に目覚めたら午前0時を回っていた。月曜日の仕事の準備をしていなかったので、泣く泣く起き上がってPCに向かっておるのだ。横になったら寝てしまう自分がちょっとイヤになる。

ところで、子供が生れてから公園に行く機会が増えた。今日も家族3人で近所の公園へ。娘が砂場やすべり台で遊んでいるあいだ、何年ぶりかに鉄棒をしてみた。すると・・・。なんと逆上がりができたのだ!いやその。なんというか。こんな告白をするのはまことにお恥ずかしい限りなのだが、35歳にして生れて初めて逆上がりができたのである。なんということだ。まさかできるとは思わなかった。小学生のときも中学生のときも、あれだけ苦労して一度も成功しなかったのに。いったいどうしてできたのかさっぱりわからない。

この調子でいけば、45歳になれば後方二回宙返り、55歳でトカチェフ、70歳を過ぎたあたりで月面宙返りができるようになるのではないか。
Webサイト整理統合計画であるが、悪戦苦闘しつつも進行中である。

さくらインターネットのレンタルサーバ(スタンダード)に申し込み、iSLEからさくらインターネットへのドメイン移行が完了。MovableType4.0.1をダウンロードして、サーバにインストールも完了。

続いていよいよMT4.0.1の設定である。ここに詳しく説明してくれていたので、それと対照しつつシコシコと設定。途中、何度再構築をしてもスタイルがうまく表示されない、サイト内のURL表示がうまくいかない(nexttext.orgという私のドメインではなく、さくらインターネットで最初に付与されるURLが割り当てられてしまう)、といったトラブルが発生して、全部で数時間かかったものの、どうにかこうにか最後まで行き着くことができた。

このあとは、

・これまでにいろんなところで書いてきた過去エントリをインポート
・こまごましたデザインを変更

といった作業を残すのみ。「のみ」などと書いてるが、エントリのインポートって、画像やリンクなんかは一つ一つ手作業でやるしかないのだろうか?とすると、おそらく全部で1,000くらいはありそうなエントリを移行するのって相当時間がかかるんでは・・・。

まだまだ道のりは長そうである。